はじめに

30年前、COPCの創設者たちは、当時の業界で誰も解決していなかったある課題に直面していました。それは、コンタクトセンターの運営がほとんど管理されていないという現実です。多くの組織は「本当に重要なこと」ではなく、「測定しやすいこと」だけを測定していました。共通の言語も、共有された基準もなく、コンタクトセンターが実際に優れたパフォーマンスを発揮しているのか、それとも単にそう主張しているだけなのかを確実に知る術はどこにもありませんでした。
彼らはそれを「仕方のない現状」として受け入れるのではなく、自ら行動を起こしました。マイクロソフト(Microsoft)、デル(Dell)、アメリカン・エキスプレス(American Express)、モトローラ( Motorola)といった企業のシニアリーダーたちと協力し、「COPC規格委員会(COPC Standards Committee)」を結成したのです。1年以上の歳月をかけ、このグループは共に解決策を構築するという難題に挑みました。
そうして誕生したのがCOPC CX規格(COPC CX Standard)です。これはコンサルタントが机上で考案して市場に押し付けたフレームワークではなく、現場の課題に最も近い人々が、運用の現実から作り上げたものでした。
この規格は瞬く間に地盤を固めました。最初のリリース後、COPC Inc.が設立され、創設メンバーの数社は自社のCXサプライヤー(委託先)に対してこの規格の導入を義務付け始めました。それから30年が経過した現在、COPCは以下のような成果をもたらす、業界で最も信頼されるフレームワークへと成長しています。
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オペレーションの規律による品質と一貫性の向上、およびコスト削減
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ガバナンスと責任の明確化の強化
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有人チャネルとデジタルチャネルの整合
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測定可能で持続可能な顧客・ビジネス成果の創出
- 初のCOPC認証
規格というものは、誰かが実際に現場で活用して初めて価値を持ちます。1998年、ソフトバンク・サービス・グループ(Softbank Services Group)がまさにそれを実行に移し、史上初となるCOPC認証の取得に向けて動き出しました。
現在COPCのディレクターを務めるシンディ・エドワーズは、当時その取り組みを推進した社内チームの一員でした。そして、そのチームを率いていたのが、現在はCOPCのシニア・バイス・プレジデントを務めるリック・ザヤスです。
認証監査に向けて高まっていった熱気は、単なる形式的なコンプライアンス活動で生じるものとは、まったく異なっていました。
初期の数年間が、その後に続くすべての基盤を築きました。共同創設者兼会長であるクリフ・ムーアは、これこそが創業当初から会社を方向付けてきた「目的」そのものであると語ります。
「30年が経った今、私が最も誇りに思うのは、会社の規模や影響力の大きさではありません。クライアントの『その先にいるお客様』の満足度が、目に見える形で向上したことです。業界はファックスや自社製の独自システムが主流だった時代から劇的に変化しましたが、継続的な改善と卓越性への私たちのコミットメントは、決して揺らぐことはありませんでした。多くのコンサルティング会社が淘汰される中で、私たちが存続し続けてこられた理由はそこにあります」
CXリーダーたちのグローバルなコミュニティ
最初の認証を皮切りに、COPCは単なる一つの規格や認証機関という枠をはるかに超えた存在へと成長していきました。現在までに、COPCが世界中で実施したアセスメント(評価)やコンサルティング案件は10,000件を超えています。
さらに、現場のリーダーから経営幹部に至るまで、約45,000人の専門家がCOPCのトレーニングを通じて個人認証を取得しています。その中には、コンデュエント(Conduent)、テレパフォーマンス(Teleperformance)、マスターカード(Mastercard)、オランジュ(Orange)、フェデックス(FedEx)、コンセントリクス(Concentrix)をはじめとする、数多くのグローバルブランドのリーダーたちが含まれています。
この驚異的な広がりは、決して偶然生まれたものではありません。一つひとつの案件、一カ国一カ国で地道にエンゲージメントを重ねることで築き上げられてきたものであり、時にはコンタクトセンター業界そのものがまだ立ち上がったばかりの地域にまで赴き、共に歴史を作ってきた結果なのです。
決して立ち止まらない規格
COPCが30年もの間、常に業界の第一線であり続けられた理由――それは単に長く存続してきたからではなく、「絶え間ない進化」へのコミットメントがあったからです。COPC CX規格のこれまでの大規模な改訂は、その時々の時代の現実を常に反映してきました。
初期のコールセンター監査から始まり、デジタルトランスフォーメーション、オムニチャネルのガバナンス、そして現在のAIを活用したオペレーションへと進化を遂げています。
最新の「リリース 8.0(Release 8.0)」は、この規格の歴史において最も重要な進化を遂げています。
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「人とテクノロジー」の統合管理: 有人エージェント、チャットボット、セルフサービス、さらにはAIがサポートする顧客応対までを、ひとつのフレームワークに統合。
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一貫した規律の適用: COPCを象徴する「運用の規律(オペレーショナル・ディシプリン)」を、デジタルやAIの領域にも全く同じように適用し、管理(ガバナンス)することを可能にしました。
【Release8.0の規格書ダウンロード(無料)】
https://proseed.co.jp/category_documents/copc/
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https://proseed.co.jp/release8-0/
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└「COPC_CX規格8.0リリース_AI時代に向けて再構築された30年の卓越性」
└「リテンションボーナス ≪留任手当≫は本当に機能するのか?」
└「CX変革のROIを最大化するジャーニーベース設計の鉄則」




